Airdoの軌跡
Airdoの軌跡
Airdoが誕生したのは記憶も新しいですよね。会社設立が1996年、そして第1便が飛び立ったのが1998年、そしてその3年後経営破たんし、ANAの支援を受け2005年に再建したという、何とも波乱万丈の航空会社です。
Airdoが誕生した背景には、大手航空会社の独占、航空運賃の高額価格というのがあり、こと東京‐北海道間は往復5万円にもなっていたといいます。
「このままでは北海道経済に悪影響を及ぼす。北海道の活性化につなげる為にも航空運賃を下げる為に航空会社の新規参入はできないものか」「新しい北海道の為の航空会社を作ろう」と、後にAirdoの社長となる浜田輝男さんという人が立ち上がったのでした。
なぜ、Airdoの話になっているかというと、先日この方の書いた本「 Airdo
‐ゼロから挑んだ航空会社」を読んだ人の話を聞いたからでした。
浜田さんは養鶏場を経営していた航空関係においてはいわば素人。その人が、北海道の為に立ち上がり、仲間を集め研究会を発足し、それに賛同した民間の人たちが加わり、資金を集め結束して創りあげた航空会社Airdo。
その軌跡に心打たれた人たちが、あえて今でもAirdoを選んで利用していることも知りました。
最後の原動力となるのは、地元の、民間の人たちの情熱なのだなぁと、このAirdoの軌跡を聞いて感心したのでした。
Airdo(エア・ドゥ)という名前
Airdo(エア・ドゥ)という名前
Airdoの正式名称は「北海道国際航空」って知っていましたか?…私は知りませんでした。
言われてみれば、ANAとかJALとかと言うのですから、Airdoに正式名称があるのは当たり前ですよね。doは北海道の道と、英語のdoをかけたものらしいです。公募して5430通の中から選ばれたそうです。北海道道民の思いが込められていたんですね。
北海道出身の人に聞いたら、道民は「道」という字が好きとういか、なんとなく何にでも(銀行とか会社とか)ついているものなので、なんだかほっと安心するそうです。Airdoという名前がついた時は「あーやっぱりね」と思ったそうです。
北海道の道doと英語のdoをかけてAirdoとういのはなかなか考えたものだなと、道民でなくても思いますね。
Airdoは地元のベンチャー企業が団結して創った、地域密着型航空会社というイメージがありますし、地元の活性を祈ってこのAirdoという名前がついたのだな、と思います。
いろいろあったけれど… Airdoが復活して、よかったですよね。
Airdoを創った人
Airdoを創った人
地域経済の危機が叫ばれる中、一度は破綻したとはいえ、この方の挑戦はお手本としてはいいのではないか…と思ってしまいます。 Airdoを創った人…浜田輝男さん。
経営についてのことはよくわかりませんが、この人の着眼点、発想、挑戦する姿勢…そして夢の実現への努力と Airdoへの注いだ力にはとても感動しました。
元々養鶏場経営者だった浜田輝男さんが、Airdoを作った背景には、航空運賃の値上げ、地域、北海道経済への不安と発展の祈りがありました。
素人集団で創ったと言っても過言ではないAirdoが、実際に飛ぶまでには大変な苦労があったようです。当たり前と言えば当たり前なのですが…。
そして、その苦労が実を結び実際にAirdoが飛んだことにより、航空業界に影響を及ぼし、航空運賃の値下げへと繋がったのでした。
しかしながら、浜田輝男さんが急逝されたためか、その後Airdoは経営破たんしてしまったのでした(ANAにより再建されましたが)。
それでも、Airdoが多くの人に愛され続けているのは、浜田輝男さんが、Airdoがみんなに夢を与えてくれたからだと思います。
「夢は人生の翼である、だから夢のない人生は翔けない」…は浜田輝男さんの、 Airdoと共に生きた人の素晴らしい言葉です。
Airdoスペシャル
Airdoスペシャル
Airdoスペシャルは、お得ですよねー。45日前に予約するとなんと、東京−札幌間で9900円とかで行けちゃうのですから。
あー昔だったら考えられない…って思いませんか?最近の航空運賃の安さには驚きです…。
予約後Airdoスペシャルなら購入は4日前まででOKなので、ちょっとお財布が苦しい時でも大丈夫なんです。もちろん、予約の変更とかはできないけれど、当日前便に空席があったら乗変できるし、一応払い戻しもできる…手数料はとられてしまうけれど、万が一の時には助かります。計画立てるのってあまり得意じゃないので、このAirdoスペシャルならまぁ思い切って買えるというか…。
その他の地域も Airdoスペシャルなら、東京−旭川や、東京−函館、東京 − 女満別も11,300円くらいで行けちゃうし、北海道旅行には最適です。
Airdoスペシャル以外にも、28日前予約のDOバリュー28や、7日前予約のDOバリュー7、1日前の DOバリュー1なんかもあって、北海道旅行の予定をたてる時にいろいろな選択肢があるから、わがままな友だちがいても(?)大丈夫です。
Airdoのスイーツ
Airdoのスイーツ
Airdoでは、機内でスイーツの試食やスイーツブックなるものを配布しているらしい。
Airdoスイーツプロジェクトといって、北海道のスイーツの振興、美味しさを伝えるために、お菓子メーカーや企業などと提携したプロジェクトで始めたんだそうです。そう思って考えると、北海道ってバターとかミルクの産地だし、お菓子もおいしくなるわけですよね。
スイーツときたら食いつきたくなる世の女性(私も)。このAirdoスイーツプロジェクトで、クッキーやらミルフィーユやら、夕張メロンジュース、はたまたオニオンスープが振舞われたらしいです(オニオンスープはスイーツじゃないけど…)。ともかく、おいしそう…。
でも残念ながら、Airdoスイーツプロジェクト、毎日どの便でもやっているわけではないみたいです…雪まつりとかイベントとか何かあった時にやっていることが多いみたい。今度北海道に行く時には確認してみようっと。
でも、この Airdoスイーツいったいどのくらいの量が出るのかなーなんて、食い意地のはっている私は思ってしまうのですが…食べたことがある人は教えてください!